蒼の布団に、二人で寝っころがった。




部屋の電気は消えているのに、月明かりが部屋を照らし、蒼の顔はハッキリと見えた。




ドキドキするな…さっきは勢いで告白しちゃったけど、蒼の顔を見るとやっぱり照れる…。




「ねぇ…蒼…」




「んー?」




「美々ちゃんと…もう前みたいに戻れないのかなぁ…?」




どうしたらいいんだろう。

今日も家に行ったって何も出来なかった。




帰ってって言われちゃうし、もうどうしたらいいかわかんないよ…。




「…高梨は、もう少し時間が必要かもな…でも俺たちがあきらめたら…ダメだろ?」




「うん…そぉだよね?」




「おまえら親友なんだろ?信じようぜ…?高梨のこと…」




「うん…」




「俺も苦しいけど、絢音とケンがいれば乗り越えられそうな気がする…」




「うん!」




いつもそうだった……




道で迷うあたしに…


指をさして、あたしを引っ張ってくれた…




あたしは

いつもどんな時も




蒼の言葉を

信じて生きてきたね……