20歳の頃

ともこちゃんがボクにたずねた。

「高校のときって

はるおは

誰のことがすきやったの?」

「。。。ともこ。」

「冗談ばっかもおお」

「気付かなかった?

ずっと好きだった。

おまえはいくらさみしくても

おれを男として

見ることはなかった。。。」

「。。。はるおとこと好き。

ひょとしたら誰よりも好き。

会ってて一番楽しい。

でもね。。。

そういう好きじゃないねん」

「おめえ。。。人類愛かよ。」

精一杯の冗談で

その話は終わらせた。

大好きなともこちゃんを

困らせたくなかったんだ。。。

だって

ともこちゃんはお嬢様だから。。。