「そうだよ!!もうー悔しいよ」

でも、なかない!

「あ…」

莉月ちゃんが私の後ろを見て、呟いた。

「?」

後ろに何かいるのかな…?

ハッ…。

幽霊!?

もしかして、悪霊!?


ど、どうしよ!
怖いーッ


「コイツ…借りて行っていい?それと、紫菜は次サボるから。なんとかしといてくんね?」

あ、この声は・・・刹だ。

でも。
でも!
振り向かないって決めたし(いつまでそのつもりだよ!)