電話をかけ直すとワンコールで出た。

「千里?」

『ひっ、、東子ぉ、、、』

「とりまこないだのファミレスで待ってるから!」

『すぐ行く、、、』


泣きすぎからか千里は鼻声だった。

ファミレスに着いてしばらくすると千里が来た。
さすがにもう泣き止んでいた。

「何があったの?」

『あのね、、、あたし達イルカショー観てたの。
んで、終わって帰るときに偶然彼氏と会って、、、
彼氏があたしが浮気してるって勘違いして口論になって、泣けて来ちゃって、、、

そしたら春哉くんが送ってくれたの。』

「なるほどね、、、
でも彼氏にいってたんじゃないの?」

『実はね、もう何日も連絡とってなかったの。
彼氏浮気してたから、、、』


千里は今にも泣き出しそうだった。

『春哉くん、、、怒ってるよね?』

「何で?」

『だってあたしのせいで今日台無しにしちゃった、、、

あたしね、別れるつもりだったの。
彼氏に未練無くなって、春哉くんだけ好きになったら別れようって。』

「もう別れるんでしょ?」

『うん。さっきメールした。
もう別れようって。』