「あんたなんですか?」

俺は勇気を振り絞って千里ちゃんをかばった。
男は近くで見ると威圧感がやばかった。

『春哉くん、違うの!』

千里ちゃんが俺の服を引っ張る。


『俺は千里の彼氏だよ。
お前こそなんだよ?』



、、、へ?
彼氏?



『龍!!この人は関係ないから!
後で2人で話そう?』

『ふざけんなよ、、、』


龍と呼ばれたやつは千里ちゃんの腕を強引に引いた。

すると千里ちゃんはその手を思い切り振りほどいた。


『あたしは、、、龍のいいなりじゃないよ、、、』

『何がだよ!
お前が浮気してるからだろ!!』

『浮気じゃない!!!!』

千里ちゃんは目に涙をいっぱい溜めて言った。