ショーはイルカが高くジャンプしたり人を乗せたりして迫力のあるものだった。

千里ちゃんは終始目を輝かせて拍手していた。


ショーが終わって巨大プールを出た。

「楽しかった〜!」

『う、、うん。そうだね、、、』


なんだか千里ちゃんの様子がおかしい。

「千里ちゃん?」


すると前からスウェットを着た男が歩いてきた。

いかにも悪そうな感じだ。


『おい、千里。
お前なにしてんの?』

そのいかつい男は千里ちゃんに話しかけてきた。
しかも呼び捨て、、、

でも千里ちゃんは下を向いたままだった。