電車に揺られて30分くらいだろう。
ようやく水族館の近くの駅に着いた。

水族館は電車から降りてすぐのところにある。
大きな観覧車も近くにあるのですぐ分かる。


『早く行こっ!』

東子が春樹の腕を掴んですごく嬉しそうな顔をする。


『東子嬉しそう♪』

「ほんと。幸せオーラ出てる。」

『あたしたちも行こ!』


そう言って千里ちゃんは前の東子達に追いつこうと早歩きになった。

俺もつられて早歩きになる。

東子達はもう券売機の前にいた。


「お前らはしゃぎすぎ!」

『だって嬉しいんだもん♪
てか、こっから別行動ね?
じゃあ、また後でね〜!』


そう言って東子と春樹は行ってしまった。