「でもなんか憧れるな〜。」

『なんで?』

「だってまだ付き合って1ヶ月も経ってないんだよ?
なんかいいなぁって。」


俺にはよく理解できなかった。

「俺は繋ぎたいけどな。」

『あっ!!もちろんあたしも繋ぎたいよ?
でもなんか羨ましい!』

「なるほどね〜
でもまじなんで繋がないんだろ?」




電車に乗ると東子がくるっとこっちを向いた。

『教えてあげようか?
繋がない理由。』