「シュンはいつも通りでいいでしょ。」

『そうだよ。
お前こないだもスナップされてたじゃん。』

『それとこれは別だろ！』


そういうとシュンはハルのクローゼットを開けた。

『おまっ！！何してんだよ！！！』

ハルは慌てて立ち上がりハルをクローゼットから遠ざけた。

『んだよ。別にいいだろ？
それとも、、、見られちゃ困るもんでも？』

シュンはにやにやして言った。

「何？あたしに隠し事？」

ちょっと怒り気味に言ってみるとハルはもっと焦ってあたしの前に座った。

『そんなんじゃないんだけど！！
いろいろあってさ！』

「ふーん。まあいいや。あたし帰るね。」

どうやらあたしの予想は当たったみたい。
仕方ないとは思うけど、、、
あたしがいるじゃん！！！


あたしは立ち上がって部屋のドアを開けた。

『東子！！！待て！！』

カバンを持っている手を掴まれた。

「、、、あたし別に怒ってないよ？
ただなんか、、悲しくなって。」

『なんで？』

「とにかく帰る！じゃあね。」

あたしはハルの手を振り払って岸本家を出た。