「お邪魔しまーす!」

夕方、岸本家の玄関を開けてリビングに行くとおばさんがいた。

『東子ちゃん。春樹なら部屋よ〜』

「ありがとうございます♪」


あたしは2階のハルの部屋をノックした。

「ハル〜?入るよ。」

『いいよ〜』


部屋に入るとハルが笑顔で両手を広げた。

『おかえり。』

思わず顔がにやける。

「ただいま!」

あたしはハルの胸に飛び込んだ。

「千里大丈夫だって!」

『本当?よかったな。
いつならいいって?』

「ちゃんと聞いてきたよ。
シュン呼んでくるね。」

あたしが部屋を出ようとすると後ろから抱き締められた。


『もう少し・・・』

そういってあたしの首にキスした。

「ちょっとっ!!」

『いいじゃん。』

「だーめ。」

あたしはハルの腕の中でくるりと向きを変え、キスした。

『ちぇ〜』

ようやくハルが諦めたのであたしはシュンを呼びにいった。