君に伝えたい
あいつに負けてられないから
絶対叶えてみせる
――――――――――――――
あの日、東子は春樹と一緒に帰ってきた。
手を繋いで“あたし達幸せです”て顔をして。
本当はもっと早くにくっついてただろうな。
春休みになり、春樹と東子は毎日一緒にいるようになった。
ていうか、東子が毎日うちにくる。
普通は遠慮するだろうけどそこが東子。
春樹がバスケに行く前にうちに来て、うちで待つ。
今日は春樹のバスケは休み。
東子と一緒に騒いでいる。
『これはちょっと高すぎない?
行きたいけどさあ・・・』
『そうか・・・じゃあこっち?』
『なんかそういうのって特別じゃない?
だからもっと気軽に行ける感じの〜
ねぇ?シュン。』
東子がこっちを向いて話しかけてきた。
「いきなりかよ!てか何の話?」
『ふふふ〜』
東子がニヤニヤする。
嫌な予感・・・
あいつに負けてられないから
絶対叶えてみせる
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あの日、東子は春樹と一緒に帰ってきた。
手を繋いで“あたし達幸せです”て顔をして。
本当はもっと早くにくっついてただろうな。
春休みになり、春樹と東子は毎日一緒にいるようになった。
ていうか、東子が毎日うちにくる。
普通は遠慮するだろうけどそこが東子。
春樹がバスケに行く前にうちに来て、うちで待つ。
今日は春樹のバスケは休み。
東子と一緒に騒いでいる。
『これはちょっと高すぎない?
行きたいけどさあ・・・』
『そうか・・・じゃあこっち?』
『なんかそういうのって特別じゃない?
だからもっと気軽に行ける感じの〜
ねぇ?シュン。』
東子がこっちを向いて話しかけてきた。
「いきなりかよ!てか何の話?」
『ふふふ〜』
東子がニヤニヤする。
嫌な予感・・・