『上手そう〜さすが東子!』

『ふふ〜♪まだあるよ!
シュン〜!!』

呼ばれた俺はトレーにサラダを乗せてリビングに行った。

「おまたせしました!」

『げっ・・・・・』

『東子&春哉特製サラダ!』


『「いただきまーす♪」』


春樹は凍りついたように動かない。
何故かって言うと・・・

『まじいじめだろ!
なんでサラダにオクラ入ってんだよ!!』

『ねばねばサラダだもん♪』

「上手いよ?
てかオクラなんて味しねぇじゃん。」

俺は笑いをこらえながら言った。

『だって毛はえてんじゃん!
もう・・・』

春樹はやっとカルボナーラを口に運んだ。

『うま!!!』

『でしょ〜!さっ!その勢いでサラダも!』

『・・・無理です。』

「いいよ、東子。俺食べるから。」

『ほんと?ありがと!シュン大好き〜』


俺は春樹の顔がこわばったのを見逃さなかった。
でも食べる気はなさそうだ。