カルボナーラのソースを作りながら東子は言った。

『だってシュンはあたしのこと理解してくれるし。』

「まぁ・・・春樹は頭ん中がお花畑だからな。」

『でしょ〜?それに、あたし結婚は恋愛+αだと思ってるの。
たとえどんなに好きでもお互い分かり合えなかったり、思い合えなかったら結婚したくない。
あたしはね?』

「なんとなく分かるけど・・・」

『付き合うのは好きだけで出来ると思うけど、結婚ってなるとそうはいかないから。』

「なんか東子が大人だ!」

『なにそれ!?』



『ねぇまだ〜?』

「腹減ってんなら手伝え!!」

『だって今いいとこ・・・』


俺達は目を合わせて笑った。

『ね?あんな幼い旦那嫌だもん。』

「はは!確かに。」



やっと料理が出来たのは8時だった。