「東子ちゃーん!!お願い!」

『うへっキモ・・・』

『東子腹減った〜!!』


東子は呆れた顔でため息をついた。


『おばさんの苦労がわかった気がする・・・』

「今日は何?」

『カルボナーラ。』

「さすが東子!!俺達の好みをよくご存知で♪」

『はいはい。』


東子はカバンの中からエプロンを出してキッチンへ行った。

「なんか手伝う?」

『いい。シュンいると逆に邪魔だもん。』

「んだよ・・・」

『あっ!!じゃあ耳貸して♪』


「了解!!」

俺は冷蔵庫へ向かった。


東子は着々と料理を進める。

「東子いいお嫁さんになるな。」

『何?あたし岸本家に嫁入りするの?』

「それが夢なくせに。」

『でもね、あたし考えたんだけど・・・』

「うん?」

『結婚するならシュンがいいな!』

「はい?」

こいつ・・・頭でも打った?