『「イエーイ♪」』

俺と東子はハイタッチをする。


『お前らセコいんだよ!!』

『やだぁ〜負け惜しみ?』

東子が春樹を肘でつつきながら言った。


「ほんと〜負け認めなよ〜」

俺も便乗して春樹をからかう。


『くっそ・・・このやろ!!』

春樹は東子に襲いかかった。

『ひゃ〜!ちょっ!ハル!!!』

『参ったか!!』


春樹のくすぐり攻撃!
東子はくすぐりがめちゃ弱い。


『あは!あははは!くすぐったい〜!!いやぁ!』

「声でけえよ!何やってるかと思われんだろ!」

『だって〜!ハルがぁ〜!!!
苦しい〜!』


「そんくらいにしとけって!」

『へいへい。』

春樹はようやくくすぐり攻撃をやめた。


「ったく・・・」

『はぁ・・疲れた・・・・』

『くすぐりって慣れないんだな。』

『慣れるか!!!もう、帰る!』


東子は怒って、帰ろうと立ち上がった。

『待てよ!』

春樹が東子の腕を掴んだ。

『帰るの〜!』

「え〜!東子帰ったらつまらん。」

『そうそう。俺らの晩飯も作ってもらわなきゃだし。』

「今日母さんは?」

『おばさんはクラス会。
おじさんは残業&飲み会。
パパとママはデート。
だからあたしがご飯頼まれたの!
でも帰るからね!!!!』