教室に入ると絵梨がにやにやしながら近付いてきた。

『山田さん?あーんなに近付いちゃって
なーにしてたのかな?』

「うざい!」

『人には言えないようなこと〜?』

「んなわけないじゃん。
ハルがそんなこと出来ると思う?」

『思いません。』

「でしょ〜?
はぁ・・・あたしバカかも。」

『今更?』

あたしは絵梨をキッと睨みつけた。
絵梨は全く動じない。


『何があったのよ?』

「なーんにもなかったの。」


チャイムがなったのであたしは事の一部始終をお昼に話すことにした。