東子が春樹とどうなったか気になってメールしてみた。

でも東子の席は1番前。
先生にバレるかもしれないからか返事が返ってこなかった。


休み時間になると東子が来た。

『どうだったか知りたい?』

「べっつに〜」

俺はそっけなく言った。

『あっそ!!』

東子は怒って席に戻ろうとした。

「うそだって!ほら、行くぞ。」

俺は戻ろうとする東子の腕を掴んで廊下に出た。

腕を掴んだまま階段まで行き、東子の顔を見るとまだ怒っている。


「お前なんで怒ってんの?」