『東子って正義感強いし!
あんな彼氏欲しいよ〜』

「千里ちゃんってよっぽど東子のこと好きなんだね。」


内心、東子にめちゃやきもち妬いてたけど笑顔でいった。


『うん!あっ!でもレズじゃないからね。』

「なら安心。」


2人で目を合わせて笑った。
もうすぐ学校に着きそうだ。

この時間が終わるのが嫌だった。



「あのさ・・明日も一緒に行かない?」

『うん!!春哉くんといると全然飽きない♪』

笑顔でそういってくれた。



教室に入ってからも誰もいないから2人で話していた。


『あたし、春哉くんの恋バナ聞きたい!』

「え?俺の?」

『うん。今まで何人と付き合った?』

「えっと・・・2人かな。
どっちも長続きしなかったけど。」

『なんで?』


千里ちゃんは真面目な顔で聞いてきた。


「うーん・・多分東子といつも一緒だったからかなぁ・・・」

『なんで彼女といなかったの?』

「それは俺の口からは言えないや。
東子に聞いて?」

『じゃあ・・・初めて付き合ったのはいつ?』

「中学2年。若かった!!!」

俺が大きく頷くと千里ちゃんはクスクス笑った。