あたしは無理やり笑顔を作った。

「彼女大切にしなきゃね?」


ハルはあたしと目を合わせようとしなかった。

『うん・・・じゃあ俺帰るわ。』

「うん!また明日ね!!」


平気なふりをして玄関まで送った。


その5分後、シュンが来てくれた。
あたしはシュンに何でも話すから
あたしがハルを好きなことも知っていた。


『だから告れっていったろ・・・』

「だってぇ〜」

あたしはシュンの胸で大泣きした。

シュンはあたしの背中をさすりながら言った。

『お前らすれ違いすぎなんだよ。』



高校に入って彼女と自然消滅したハルはまたあたし達と一緒に登校するようになった。