本当はハルにバスケ出るのやめて欲しい。

だって・・・
絶対にハルを好きになる子が出てくる。

もしハルがその子を好きになったら?


そう考えてしまう。

ハルが信じられないわけじゃないし、ハルに限ってそんなことはないとは思う。

でもこないだのようなことになったらあたしはもう耐えられない。


「はぁ・・・」

ため息しか出てこなかった。


部屋にいてもしょうがないからお風呂に入ることにした。

お気に入りの入浴剤を入れてゆっくりとつかる。


お風呂から出ると携帯が光っていた。



――着信 ハル――


かけ直すべきだろうけどなんかそんな気分にはなれなかった。

すると携帯がなった。
着信、ハル


「もしもし?」

『東子?何してた?』

「ごめん。お風呂入ってた。」

『そっか。』

「どうしたの?」

『いや・・・別に何もないんだけど・・・』

「じゃあ切るよ。」

『なっ!お前今日冷たい〜!』

「んなことないし。」

『てか・・・なんか言ってないことあるっしょ?』

「ないよ。」

『本当に?』