印象派の絵は、物の輪郭を光で表現し、軟らかな光と影のコントラストで見る人の心をなごませてくれる。影の部分があるから、光が生きているのだなと感じる。光の射した部分を見るたび、生きているということの喜びを感じ、こんな柔らかな風景の中に立っていたいな、と心底思う。


これが、大学で美術史を学びたいと思ったきっかけなのだけれど、実用性がないのは不安でもあった。