元同級生の優子とは、あらかじめメールで連絡がついていた。
美穂の七回忌のこと。そのあとのプチ同窓会のこと。
優子とも会うのは久しぶりなので、同窓会の夜は長くなりそうだった。


「石橋君も同窓会には出席するって」


石橋君は、あの引っ込み思案の美穂の彼氏だった。


「彼は今、市役所で働いているよ」