多分、この頃の美穂は私といるのが本当に楽しかったんじゃないかと思う。それに、クラスの中で存在を認められたのも、初めてだったんじゃないかな。


私の横でちょこんとしている美穂を、もっと前に出してやりたい、意地悪な攻撃からは守ってやりたい、と思うようになっていた。