「結構ね、美穂みたいなタイプが外国で弾けて、うまくやるんじゃないかな」

優子が愚痴交じりに言う。彼女にとって美穂は、苦手だけれどどうしても及ばないと自分で感じてしまう存在だったみたいだ。