プチ同窓会の翌日、石橋君から電話をもらった。


「夕べはご苦労様。優子のことおねがいしちゃってごめんね」
「いや、彼女も職場のことでずいぶん溜まっているものがあったみたいで」
「そうだね。頑張っていれば、そういうことってあるよね」
「タクシーの中でからまれたのにはまいったけどね」