美穂に「ごめんね」とまだ言ってもらっていない。
美穂とまだドリカムのコンサートに行っていない。
まだ、本当の仲直りをしていない。



やっていないことが沢山残っていた。
それよりも、美穂が本当にいなくなるということが、私自身の高校時代の半分がなくなってしまって今の自分の足元が揺らいでしまうような、そんな感じがしていたのだ。