石橋君は地元の大学へ、優子は薬剤師になるっていっていたのに受験後半でなんと進路を変更、政治学を学ぶことにしたらしい。


「ずいぶん思い切ったね」
「うん、でもやっぱり私、新聞記者になりたかったのよ」
「夢を優先させたんだ」
「なれるかどうかわからないけれど、とにかく資格をとって、というラインじゃないところを選んでみた」
「そうか、すごいね」
「親はあきれているよ」