「美穂の病気のこと、知っている?」
「ああ、喘息だろう?」
「そうじゃなくて」
「えっ、それ以外は知らないけれど」
「美穂って、20歳まで生きられないって」
「えっ?」



石橋君は、物凄く大きな声をあげていた。