「そうですか…」
それがミールの最後の言葉だった。コ
ンタクトは終了した。
★
全員がステーションのブリーフィングルー
ムに集合した。
イーグル達の上官から、今回の作戦のあらま
しがが再度説明された。
「ミール、質問が有るのだが」
上官はミールを指名し、質問した。
「今回君は一方的にコンタクトを終了してし
まったが、その意図は何なのかね?コンタク
トに値しないと考えたのかね」
ミールはゆっくりと立ち上がると無表情に答
えた。
「その通りです。彼等とのコンタクトは、地
球人とのコンタクト情報としては不要な物です」