「だって、普段とは違う意志の伝達方
法でしょう？あなたは、それが出来る
事に特別な意味が有るとは、考えない
のですか？」


「特別な意味か。確かに何か有るのじゃ
ろうが、それを驚けと言うには材料が不
足して居る。ひょっとしたら、わしに話
し掛けて居るあんたが、わしの頭の中で
作られた架空の存在かもしれんからな」


「架空の存在？」


「そうさ、わしらは、あんたがたの実態を
確認した訳では、無いからね。こんな事は
大っぴらに世間に知らせる訳にはいかんよ」
「そうですか…ただ、信じてもらえますか
？我々は、ちゃんと存在してるし、実態と
しても有る事を」


「あんたがたを架空の存在とは思ってはい
なさ。こうして、話掛けてくれてるのじゃ
からね」

イーグルは、気まずい矛盾を感じて居た。