彼女に合うのは久し振りだった。輝く
様な銀色の髪の毛と、薄く紅い唇と大
きなグレーの瞳が印象的で背も高く、
タイルも良い彼女は、イーグルと同じ
レーダースの一人。


彼女の名は「ミール」


その昔、宇宙を探査する目的で打ち上
げられた、初歩的で小規模な宇宙ステ
ーションの名から、そう名付けられた。


彼女と合ったところが自分の上司のオ
フィスだった事が少し不運に感じられ
た。


「イーグル、来たか。」


「はい。」


イーグルはその上司に呼び出されてい
た。