そこは、闇に漂うイーグルと同じ様な
環境の星だった。


とある太陽系の恒星の周りを巡る惑星
なのだが、その惑星は自転していなか
った。


常に惑星の半分だけを太陽に見せる形
で公転を続けて居た。


惑星の片面は常に昼、片面は常に夜と
言う奇妙な惑星だった。


其処に住む生命に眼という気管は必要
無かった。


何故なら暗闇で物を見る必要は無いか
らだ。


同じ様に眼を持たない生物は地球の深
海にも存在する。