その感覚は、懐かしい様な、くすぐっ
たい様な不確かな感触だった。


どうやらこの感覚は個人から発せられ
ているのでは無く、男女のペアにより
発せられている物の様だ。


しかもその感覚は若々しく瑞々しく感
じられた。


イーグルは思い切って彼等に話しかけ
てみた。


「こんにちは…」


話掛けては見た物の、何を話して良い
か分からず、イーグル自身が戸惑った。


しかし、その問いに彼等は返事を返し
て来た。


「やあ、こんにちは」


「あら、こんにちは。どなたなの?」
2人が答えてくれた事でイーグルも少
し緊張から解放されるのを感じた。


「僕の名前はイーグル。地球という星
に住んでいる。僕達は物理的に宇宙に
出る方法を探しているんだ。もし、君
達の星が、その方法を知っているのな
ら、その方法を教えて貰いたいんだ。」