「先生ってさ‥愛と仲いいよね?」

『‥‥‥』

「何故無言?」

『‥‥大丈夫か?熱でもあるんじゃね?』

「何で?」

『いやだって、いつも俺の事呼び捨てにする奴が先生って‥うわっキモッ』

「‥‥‥」

なんだろ‥この感じ

せっかく勇気振り絞って愛の事聞いたのに

キモッはないでしょ?

佐々木のバカー


『見た感じ熱はなさそうだし、頭でも打ったか?』


「‥‥‥いい」

『ん?』

「もぉーいい」


私は持っていた荷物を佐々木が持っている荷物の上に乗せ


その場から逃げた


『おいっ!!‥何だあれ?』


教室に戻り机に伏せた


「はやっ!!どうだった?」

「‥無理、佐々木ムカつくー」

「何かあったん?」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥」

小田は教室を出てどこかに行ってしまった


私だって本当は素直になりたいんだよ

でもいざ貴方を前にすると


素直になれないんだ‥

いつも可愛いげの無い事言ってしまう


でもいつか‥いつの日か‥

素直にこの気持ち伝えれたらいいな




それまでは生意気なガキにしかなれないよ


ごめんね