次の日

私はお母さんに起こされた


「あんた最近まともにご飯食べてないじゃろ?少しでも朝ごはん食べんさい」


そう言われたが当然食欲も無く
食べずにお葬式に向かった


式の時間が近づくにつれ
学校の先生や、お父さんの会社の人達など、いろんな人が来た


私は近くの椅子に座り
ぼーっとその人達を眺めていた


『さき』
何日振りかに聞く愛しい人の声

私は平然を装い声のする方へ振り向いた

「何?」

『今家の人達に挨拶して来た。隣いい?』

「どーぞ?」

『残念だったな‥』

「‥‥」

『‥平日だから生徒は来れんけど小田とか凄い心配してた…』

「後で連絡しとくよ」

『てか…あの日から携帯の電源切ってるよな?』

「あぁ〜ゴメン。電源入れるの忘れとった」

『…大丈夫?』

「何?大丈夫って前も言ったじゃん(笑)」

『…さきは笑ってるつもりだろーけど、笑えてないよ?』

「………」

『無理すんなって言っただろ?』

「別に、無理してないし」

『何で強がるの?』

「………」
強がってないとやっていけないから

強がってないと自分が自分じゃなくなる気がするから