「全員揃ったか」
1人の若い教師。この態度からして、んー、学年主任ってとこかな?
「お前ら初日からサボリとはいい根性してんじゃねぇか」
怒るというか、感心してる。
この人も変人っぽい。
「いちにぃさん…ちょうど」
「何が?」
げっ三浦…教師にまでタメ口はマズイって!
「生徒会」
「「ええええ!?」」
6人の声がキッレーにハモる。
せせせせ、生徒会…!かっこいい響き!
絢香や柚華と生徒会、楽しそう!
「っざけんなよ。俺帰る」
あ。不良の人、思った通りの反応。
「やんちゃしても目をつぶってやる」
「!」
不良の足がピタリと止まる。
「居残り免除」
「学食割引」
ん、それホント?
「出席日数も多めに見る、これでどうだ」
「俺と潤やるー♪」
「柚華も柚華もー!」
ノリノリな柚華。と三浦達。
「それならあたしもやろっかな…」
絢香も賛成。三浦がいるから?
「ぇ、絢香も?じゃあたしもっ!」
あわててあたしも手を上げる。
「藤田、お前は」
ニヤリと笑って不良の方を見る教師。
「……別に、いーけどよ」
悔しそうに受け入れる不良…かわいい。
「よし決定。生徒会専属教師、山内 司だ」
「イェーよろしく山P♪」
「山Pよろしく~!」