「おお、起きたか!」


私にそう言ってきたのは着物を着て、髪をチョンマゲに結わいて、腰には刀らしき物を帯びている侍の様な男の人だった。



「?」



私が困惑した顔をしているとその男が私の寝ている布団の横にドカッと座り私の顔を暫く見て突然大きな声で笑い出した。




「がはははは!!お前さんなんてツラァしてんだ!」



「は?」




「だってよぉ・・・そんな困惑顔しなくったって・・・・」




男はそう言うとまた笑い出した。




ムカッ・・・・・・・・・・。