「はいはい！皆さん休憩終わり！！稽古再開しますよっ」




源さんはそう言うと手を２回『パンパンっ』と叩いた。




「井上先生その女子は？」




１人の若い隊士が源さんに聞いた。




「あぁこの人は私たち新選組の生活の世話をしてくれてる明日香さんです。この後の稽古は明日香さんに付けてもらいます。明日香さんお願いしますね？」





「はい。みなさんよろしくお願いします。」





私がそう言うと周りがザワザワしだした。





私は自分の真っ黒な腰まである髪を１つにくくっている時一人の隊士がボソッと








「あんな華奢な体で本当に出来んのかね？俺のほうが上手かったりして！」





と言った。





隊士の名前は、荒市勘三郎(あらいちかんざぶろう)確か１４か１５歳位の隊士だ。