それから何日かし、新撰組は甲陽鎮撫隊と名前を変え、戦へ出陣しその後日野佐藤家にて一時の休息を取り日野農兵春日隊を編成し同行した。








その頃私と沖田さんは千駄ヶ谷の植木屋平五郎さんの家でお世話になっていた。







「沖田さん!桜餅食べませんか?」







この頃の沖田は酷く痩せて、食欲も落ちていた。







「明日香さん・・・頂きます。」







沖田さんはそう言うとゆっくりと起き上がった。








「体は大丈夫ですか?」







私は沖田さんの横に座って桜餅を食べながら聞いた。









「今日は何だか具合が良いんですよ。」








沖田はそう言うと手に持っていた桜餅を頬張った。