「おかえりなさいませ!勇様」







江戸について近藤さんの道場試衛館を訪れた。








「ただいま、おつね」






おつね







近藤さんがそう呼んだ人は近藤さんの事が本当に好きなんだと言う事が分かった。
だって顔をほんの少し赤らめて笑っているもの・・・。近藤さん、とっても愛されているなぁ~・・・。







私がそんな事を思っているとおつねさんと目があった。







「勇様?そちらの方は?」






おつねさんは私と近藤さんの顔を交互に見た。








「あぁ、紹介するな。こちら新撰組の生活の世話をしてくれていた明日香さんだ。まぁ、今は総司の嫁さんだがな。」





近藤さんはそう言うとちょっと笑った。





「こッ近藤さん!?」