屯所に戻ると前から総司と平助が歩いてきた。



沖田総司 天然理心流剣術道場『士衛館』の師範代



藤堂平助 北辰一刀流の門下生だったが途中士衛館に入った。



「あれ?土方さんその女子どうしたんですか?」



「おう、総司なんか外で倒れてたから取りあえず連れて来た。」



「へぇ!!それにしても可愛いねその子。」




「なんだ平助。お前の好みか?」




俺は平助に尋ねた。




「そんなんじゃないよ。ただ本当に可愛いと・・・」




平助は真っ赤になって首をぶんぶん左右に振った。