「土方さん、もし山南さんが帰ってきたらどうなるんですか?」
「切腹だ。」
土方は冷たく答えた。
「なんで!?試衛館からの仲間なのにどうしてそんなに冷たく言えるの!?」
「しかたねぇだろう!!相手は山南さんだろうが切腹は切腹だ!山南さんだけ助けたら他のやつ等に示しがつかねぇだろう!」
「明日香君、分かってくれ・・・。」
近藤さんが明日香の肩に手を置いて哀しそうに言った。
お願い・・・山南さんどうか逃げ切って・・・。
私は晴れとはいえない空に願った。
だけど私の願いも虚しく翌日の昼に山南さんは沖田さんと共に帰ってきた。
「山南さん!何で帰ってきたのよぉ!?」
私はこぼれそうになる涙を堪えて山南さんの着物の裾を握り締めた。
「明日香くん・・・ごめん・・・。」
山南さんはそれだけ言うと私の手をそっと解いて副長室に入って行ってしまった。
「切腹だ。」
土方は冷たく答えた。
「なんで!?試衛館からの仲間なのにどうしてそんなに冷たく言えるの!?」
「しかたねぇだろう!!相手は山南さんだろうが切腹は切腹だ!山南さんだけ助けたら他のやつ等に示しがつかねぇだろう!」
「明日香君、分かってくれ・・・。」
近藤さんが明日香の肩に手を置いて哀しそうに言った。
お願い・・・山南さんどうか逃げ切って・・・。
私は晴れとはいえない空に願った。
だけど私の願いも虚しく翌日の昼に山南さんは沖田さんと共に帰ってきた。
「山南さん!何で帰ってきたのよぉ!?」
私はこぼれそうになる涙を堪えて山南さんの着物の裾を握り締めた。
「明日香くん・・・ごめん・・・。」
山南さんはそれだけ言うと私の手をそっと解いて副長室に入って行ってしまった。