「明日香さん、もう寝ましょうか。布団も敷けたし。」




「はい、すいません。布団ありがとうございます。」





私は沖田さんにお礼を言って自分の布団に入った。





私が布団に入った後沖田さんもろうそくを消して自分の布団に入った。






ガタガタ・・・





「なっ・・・何の音?」




「あぁ、多分雪が本降りになって風が出てきたんですよ。」





「あっ・・・そうなんですか・・・。」




ちょっと怖いな・・・。





「怖いですか?」





沖田さんは何でか私の思っている事が何でも分かっちゃうみたい・・・。






「えぇ、ちょっと怖いです・・・。沖田さん手握って良いですか?」




「・・・今はちょっと・・・今手を握ったら明日香さんをどうにかしてしまいそうで・・・」



沖田さん・・・。我慢をする沖田さんの背中がものすごく愛おしく思えた。



「いいですよ。沖田さん。沖田さんの好きなようにして・・・」