「・・・・」


私は放心状態になってしまった。



だってあり得る!?目を覚ましたら突然江戸時代のしかも新撰組の屯所に居るのよ!?



私が一人自問自答をしていると突然ふすまが開いた。



「佐之?さっきっから一体何を騒いでんだ?」



と言う言葉が聞えた。



私が顔を上げるとそこには長い髪を後ろに束ねたやっぱり袴姿で刀を帯びている男が立っていた。



「あぁ!!」



私がいきなり大きな声を出したので2人が私を『バッ』と見た。



「もっもっもしかして土方歳三!?」