「美味い?」

少年のようにキラキラ輝く笑顔をこちらに向けられるのは未だに慣れない

きゅんって胸が締め付けられて、大好きという想いでいっぱいになるのだ


「…うん」

素直にそう言えば、優は真顔になって、だんだんと顔が近付いてくる



あと10センチ‥‥



ちゅ、

軽く音を立てて離れた唇

それが何だか口惜しい


その気持ちを感じとったのか、優は何度も唇をあわせてくれる

そしてようやく唇を離したあと、



「いちご味だな」


笑いながら告げられたその言葉に、わたしの顔はゆでダコ状態


「かわいー」

そうしてまたキスが降ってきて、ひょいと抱えられたわたしの体


寝室に連れていかれ、わたしは気付けば天井を仰いでいる



「…いい?」

その言葉に小さく頷き、わたしは身を委ねた








「大好き」
そんな想いを膨らませて



甘い甘い日曜日の朝