現地集合の公園に皆で到着。


その日もずっと笑っていた気がする。
だって愛美のボケと
麻耶の鋭いツッコミが
マッチし過ぎてて・・・笑



そんなお笑い芸人みたいな
メンバーだけど、



やっぱり華の女子高生は
恋の話にどーしてもなってしまう。


もちろんあたしたち
四人の中でも・・・。




でもあたしは
もう二度と恋をすることは
ないだろう。



そう心に誓っていた。



麻「ねえ・・美菜。」
 「なんやぁ?」


いきなりふざけてた麻耶が
真剣な瞳であたしを見つめた。

その空気を読んだように
愛美と瑠香もあたしを見た。


シーン-----。



 「もう!なんなんよ~笑
  こんな静かになって!
  麻耶!
  空気がしけた!!」


あたしがおどけて見せても
3人は真剣だった。


そしてあたしも
真剣になりざるえなかった。


麻「美菜はどーして彼氏作んないの?」

 



  「だからあたしも愛美と一緒で
   男に興味ないの~。」




麻「美菜・・・。嘘つかないでいいよ?
  見てて分かるよ。」

 

 「嘘なんか・・・!」



愛「美菜・・昔なんかあったんでしょ?
  美菜男の人とすれ違う時
  すごい顔青いし
  ただ嫌いなだけじゃ
  あんなになんないよ?」




あたしはうつむいた。


あたしは話せない・・・。





昔自分に何があったのかなんて・・・。






怖いよ・・・。





皆に嫌われるのが。