「…ん、森崎って名字、一華ちゃんてもしかしてもしかすると?」


そう言って一華の顔をじっと見つめる泉実。


どうやら何か思い当たる節があるご様子。



「えっなになに泉実なんかあんの?」



泉実に乗じて考えだす美空。


美空はいまいち分かっていなさそうで、頭の上にはてなマークが浮かび上がっている。





2人を見て一華が苦笑していた。


「えっと、そのもしかするとですね…」




グラウンドにマネージャー二人の叫び声がこだました。