って。
 どこいくんだろ。

 とりあえず校門を抜けて彼とあたしはあたしの家の方向に歩いてる。

 あー。やばい。
 熱があがってきたみたい。

 なんか視界がぐるぐるする。

「あきる?」

「・・・きもちわるい・・・」

「えっ?!まさか懐妊///」

「違うっ!」

 アホか!
 突っ込む気力もなくあたしはその場にへたり込んだ。

「ちょっと休憩さして」

「具合悪いの?」

「・・・見て察して」

「・・・ちょっと失礼」

 彼はあたしの額に人差し指をちょんとくっつけてなにか低い声で呟いた。
 一瞬ぽうっっとやわらかい光が見えてすぐに消えた。

「・・・どう?治った?」

「へ?あ。楽になった。」

「じゃあ、行こう」

 彼はあたしの手をつかんで起き上がらせるとそのまますたすた歩き出す。

「ちょ、ちょっとまって!」

「聞きたいことはあとでまとめて聞くから」

「まとめてっていつ?!」

 彼はうんざりした顔であたしの顔を見ると。

「帰ったら」

 そう。言った。