で、その彼女が介抱してくれたその次の日


くわーと、元気ハツラツな俺の隣り


「…………ごほっ」


顔を俯かせ、咳をする白衣の女神がいた


……風邪だ



「お、おいっ、大丈夫か!顔真っ赤だぞ」


「うっさい……ごほっ」


「ちょっ、ヤバいよお前。あ、ええっとっ、氷……いや、体温めて……ああ、違うっ。――とりあえず救急車ぁぁっ――ぐはっ!」


「うっさい、って言ってんでしょうがっ!……ぁ、ヤバ」


「うわっ、死ぬな、千鳥ぃぃ!――どはっ」


朝っぱらから、ダブル右ストレートを受けた日


今日は俺が、白衣の何たらになる一日だった