「優梨…」


「…んっ」


「…やわらかい…」


「…あっ…」




時折漏れる変な声を出す私も



掠れた声で、「気持ちいい?」って何度も聞いてくる紀之も



単純だけど重大な間違いに気付かない。



やっぱりあの瞬間は痛かったけど、紀之は優しくしてくれた。



…思ったよりも悪くない




それが今回のオススメの感想。



それから何度も何度も抱き合った。



紀之に彼女が出来ても、変わらない関係。



私も紀之もそこにある筈の大事な何かに、気付きもしなかったんだ。